富山北大橋(とやまきたおおはし)を歩く
橋長451.9m。幅9.85m×2(上下線)
富山市石坂から牛島本町に向けて、神通川に架かる富山北大橋(とやまきたおおはし)を歩きました。神通川河口から数えて、三番目にある橋です。
橋の本体は約452mですが(それだけでも十分に長い)橋に到るまでの高架橋や取り付け道路も含めると全体でなんと1022mもあります。
富山北大橋は昭和56年着工してから平成11年の完成までなんと18年かけて作られた。総工費は7872百万円。(約79億円)。これが多いのか少ないのか素人にはよくわかりません、、、
富山は富山市呉羽山を境にして県西部(呉西)と県東部(呉東)と二つに分けます。県庁や空港があったり、新幹線が停車する富山駅は呉東。
伝統的な建物や伝承文化のようなものは呉西の方にたくさん残っています。合掌造りの家、こきりこ、むぎや、などの古謡。散居村。高岡商人の考え方とか。
その、呉東と呉西を繋ぐ重要な橋として期待されて作られた富山北大橋。そこにはこんな物語もあります。
呉西の石坂側は昔、8つの集落がある桜谷村という一つの村だったのが、神通川の洪水でたびたび大きな被害にあって、治水工事で馳越線が作られたことで村が2つに分断されたが、この橋でまた一つにつながることができたと特に地元の人たちは喜び、富山北大橋と呼ばず「桜谷の橋」と呼んでいるそうな。