はしっこ橋子の橋歩き

橋の魅力にはまった、はしっこ橋子の橋歩き日記です。

萩浦橋(はぎうらはし)を歩く

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萩浦橋(はぎうらはし)を歩きました。

神通川の河口、富山市四方荒屋から千原崎に向かう国道415号線にあります。なので交通量は多いです。

橋長524.0m。幅10.0m×2。上下線、別々にあってそれぞれ2車線。500m以上の長い橋が富山にはざっと20はゆうにある。

 

萩浦橋は明治30年にまず木橋396mができて、その次に土橋になったのが昭和11年。(明治になって橋ができたってことはそれまでは渡し船だったてことか・・・)

昭和32年に永久橋になり(プレストレストコンクリートT桁橋)、昭和46年には歩道橋が添架されました。

交通量が増えて慢性的に渋滞がおきるようになったので、平成8年に上流側に新しく鋼4径間連続非合成箱桁橋を作り、それからさらに下流側が拡幅されて上下線4車線になって今の橋の形になったのが平成18年。鋼8径間連続非合成箱桁橋。(構造についてよくわかってないのでそのうちに勉強したいと思う)

架け替え工事は平成元年に始まったので18年かかっている。橋を作るのは本当に大仕事なんだなぁ。


橋のたもとに看板があって当時の工事内容を詳しく説明されています。車だとおそらく発見できないと思う。歩いて初めて看板に気が付くかなぁ。どのように橋を作るのか素人の私にはわからないことが多いのでこうして説明があると本当に嬉しい。

 

萩浦橋は橋の親柱も照明も、北前船を連想させるようで楽しい。

それから、橋にいたるまでの歩道にかわいらしいタイルが貼ってあった。さる、ぞう、うさぎ、くじゃく。チューリップ、椿。
橋を造る大きな仕事をする人がこんな発想もするのか?とちょっと意外な気がした。

もしかして車道のみが国道ってことで歩道は市道なのかな、今度調べてみたい。

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夕暮れに歩きました。デッキ橋といっていいのかなぁ。開放感が半端ない。

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なんとなく北前船の帆を連想させる照明。

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まさに北前船の帆。

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橋の途中に水位観測所がある。かわいい。

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明治30年木橋だったころは人が歩く程度。

犬島安五郎さんが架けた私設の橋だった。通行料は大人1銭。小人5厘。

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右が下流側。左が上流側。

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橋が迷子にならないようにしてある。カバー付き?

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はぎうらはし。ばし、と濁らせない。

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平成7年下流側を新設。平成18年に上流側を拡幅して4車線に。

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萩浦橋の工事の様子がわかります。

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橋の近くの川の土手にはヘラオオバコがたくさん咲いていました。